2010年11月

YAHOOオークションで販売している高周波増幅ICと実験基板では、落札者がほかのチップ部品を入手しないといけませんでした。

そのため、購入をためらっておられる方もいらっしゃったと思いますので、部品セットも供給することにしました。

抵抗とコンデンサはある程度在庫が有りましたが、コイルは手持ちではインダクタンス不足が否めませんでしたので、470nH・150mA品を入手しました。
結果的には、以下の定数に近いものとなっていますので、特性は類似していると考えます。
http://blogs.yahoo.co.jp/hp70000/26481410.html#26484965

基板単体のアップ
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中国メーカー製なので、写真のようにシルクが滲んでいる物も混ざっています。

セットした状態でパッキングしました。
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左から、コンデンサ、抵抗、コイル、BGA616、実験基板

コンデンサは特性データでは3個でいいはずなのだが、4個でパッケージしています。

これとnabeさんのケースセットを合わせると完璧ですね!

BGA616を使ったアンプの特製を測ってくださっているnabeさんから、以前実験した定数での高周波特性を再測定して、再現性の確認と、そのときは2.5GHzまでしか見ていなかったので、6.5GHzまでの特性を測ってくださいました。

定数は以下のとおりです。

C1,C2,C4=0.1μF
L1,R1=220nH
チップ抵抗1/8W 18Ω

コイルはパターンランド上で直列につないで、440nHにしていますね。
L1,R1の接続点からアース向けにコンデンサランドを設けていますが、ここには何もつけない。

2.5GHzまでの特性
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6.5GHzまでの特性
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いつも素晴らしいデータを送っていただきまして、有難うございます。

nabeさんのブログにもたくさんのデータが公開されていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

11月6日、三重県南部の某河川敷でうな研オフ会が開催されるということで参加させていただいた。

前日からわくわくして、3時頃に『まだ寝れない』とうな研のHPにコメントを入れた。
結局それからも時間が経ち、眠りについたのは5時頃でした。

睡眠時間が少ないとはいえ、気が張っているので朝7時には目覚めた。

支度もそこそこに出発したが、図書館で借りていた本の返却や手土産の購入などで高速に乗ったのは9時15分。
高速の電光掲示には四日市辺りで11kmの渋滞が発生していることを告げていた。

ブログの書き込みなどでは馴染みのある方々とはいえ、初めてお会いする方が多いので緊張もある。
だから、今日は渋滞しててもぜんぜん気にならない。
渋滞を抜けたのは11時前。
津から先の高速は、無料化実験区間なので料金は発生しないが、休日1000円を考えるとメリットが無い。

現地に着いたのは12時30頃で、すぐにたぬきさんのキャンピングカーを見つけた。
あれ?河原ではなく、手前の広場におかれています。
そのまま通り過ぎて、国道の橋の下を通るときに気がついた。
「この橋の下は低くて、通り抜けられなかったんだ」
河原に向かっていくと、タープやテントを張っている一角を認めた。
車を止めて近づいていくとたぬきさんやたーさんの姿を見つけました。
見知った方をみつけて、ひとまずほっとしました。

ぱらまたさんから「カワサキのバイクに乗るから、もっと違う方を想像していた」と言われました。
私って、見た目あんまりバイク乗り的じゃないのかなあ。
ご挨拶もほどほどに、施設長さんから預かってきた七輪やまな板を数人で運びました。

こういった集いに参加したことが無く、みなさんはてきぱきと仕事をこなされているのに私は何をしたら良いのか分からずただ進められるままにいすに座ってお話をさせていただくばかりでした。

うなぎの八幡巻きを焼いておられるぱらまたさん。
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左側には先に作られたうなぎのたれが見えます。
作られるところを拝見しましたが、全く手抜きなしの美味しいたれにでした。

うなぎを焼いておられる、ぱらまたさんのお兄さんです。
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焼き方も見させていただいていると、焼きへのこだわりや揉みの技がこちらまで伝わってきます。
最近、串を打つのが億劫でそのまま焼き網で焼いているのですが、もう一度串打ちにもどして揉みの良さを出してみようと思いました。
しかし、こんなにたくさん串を打つんですね。

しし鍋を作っておられるぶんやさんです。
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獣の肉とは思えない、全く臭みの無い肉と野菜やきのこ満載の美味しい鍋でした。

バームクーヘンはたぬきさんのアイデアが詰まった美味しいデザートです。
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バターたっぷりで香りがすごくよかったです。

この年輪模様を綺麗に出すコツがあるんですね!
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このほかにも、うなぎの寿司は絶品でしたし、各地のうなぎを食べ比べすることが出来たのはここでしか体験できない贅沢でした。
来年は私もうなぎを持ち込めるようにしないといけませんね。
だけど、マンション住まいなのでうなぎを生かしておく場所を考えないといけませんね。

オフ会では皆さんには大変お世話になりました。
次回には私も何か料理を披露できるようになりたいですねえ。

今回は、nabeさんにお渡ししたチップコイルの単品特性を測っていただきました。

1608サイズの同等部品を何点かデータシートで確認したのですが、どれも定格電流が数mAとなっていましたので、BGA616アンプの電流を流しても問題が無いのか心配でした。

以下のデータを取っているときに断線することは無く、500mAまで測れたそうです。

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ですが、グラフの下のほうでは消費する電力が相当になっていることを考えると、キュリー温度を超えている可能が高いですね。

このキュリー温度とは、コイルのコア材として強磁性体が使われているのですが、これが高温にさらされると変性して磁性特性が著しく劣化する温度のことです。

こうなると、たとえ流す電流を下げて温度がさめたとしても、元の性能に戻ることは無い状態となります。

ですから、インダクタンス値が相当落ちているのではないかと思っています。

このように極端に電流を流さなければ劣化度合いは限定的なのかも知れませんが、性能を保証出来るものではないと考えます。

メーカーが100mAまで性能を保証している270nHのコイルを現在手配中ですので、入手次第供給したいと思います。

最後になりましたが、nabeさん、毎度のデータ測定本当に有難うございます。

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